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【ドッグフードのおすすめ】人気ランキングと売れ筋商品の比較

ドッグフードのおすすめ/選び方3つのポイント

ドッグフードの選び方1:原料が安全・安心なものを選ぶ

 

ドッグフードの原料なんて、細かく見てられないよ

 

市販のものなら大丈夫、変なものなんて売ってないでしょ

しかし、原料が安全、安心なものを選ぶことは愛犬の健康や寿命にも関わってきます。

国産のドッグフードの中にも、「安全性に厳しいヨーロッパ基準だとNG」なものがあります。

値段が極端に安いものは、化学合成物質が添付されていたり、「何の肉かわからない」粗悪とされる4Dミートが使われていたり、遺伝子組み合え品が使われているドッグフードがあります。

さらにこだわるなら、原料がヒューマングレード(人間が食べる食材)を使用しているものを選ぶこともできます。

平成21年に農林水産省より「ペットフード安全法」が施行され、あからさまに危険な材料は使われなくなりました。

農林水産大臣及び環境大臣が定めた成分規格及び製造方法に合わない犬及び猫用ペットフードの製造、輸入又は販売は禁止

環境省_ペットフード安全法の概要 [動物の愛護と適切な管理]

そのため、あからさまな有害物質は使われなくなっています。しかし、人間の法律のように禁止品目が決められているわけではないので、「グレーな原料」が使われている場合もあるんですね。

ドッグフードの原料、成分は飼い主がチェックする必要があります。

ドッグフードの選び方2:コスパが良いものを選ぶ

 

安くてお腹いっぱい食べてくれるのがいい!

 

15kgで1,500円のドッグフード見つけた!

しかし、激安品の中には、愛犬に悪影響を与える粗悪なものもあります。

ドッグフード選びに一番重視されているのは、実は価格です。といっても、安けりゃ良いというわけではなく、愛犬には安くて安全なものを食べさせてやりたい、というのが飼い主の願いなのですね。値段の安さだけを追求すると、長期的に見て愛犬の体に良くない原料や添加物が配合されているドッグフードを与えることになりかねません。

2018年に楽天のグループ会社が実施したアンケートによると、1ヶ月の犬の食費の平均額は3,848円です。

食費では、犬は「2,500円以上~5,000円未満」(37.2%)と答えた人が最も多く、平均金額は3,848円

リサーチデータ(2018年)ペットに関する調査|楽天インサイト

体重3kg~4kgの犬(大きめのチワワくらい)で1ヶ月あたり3kgのドッグフードを食べます。8~9kgの中型犬(柴犬くらい)なら、月に6kg近いドッグフードを食べることになります。

安全性重視のドッグフードは高いです。とはいえ、1kgあたり2,000円程度の安全志向のドッグフードもありますので、法外な値段というわけではありません。良いものを食べさせてあげるとなると、やはり平均よりは食費がかかりそうです。

ドッグフードの選び方3:食事療法には、療法食対応を選ぶ

 

うちの子、腎臓病治療中だから、タンパク質少なめのフード選べばいいかな

 

うちの犬は、肥満気味だからカロリー少なめのフードがいいのかな

しかし、食事療法には「療法食」の記載のあるドッグフードを選ぶのがベストです。

動物病院で愛犬が病気の診断を受け、食事療法をおこなうときには医師に何のフードを選べばよいか聞きましょう。できれば商品名まで教えてもらえばベストです。療法食は、医師の指示に従って与えるものなので、「なんとなく、コレかな」と適当に選んではいけません。

腎臓病の食事治療には「腎臓サポート」、消化器系の病気には「消化器サポート」、肥満対策には「体重管理サポート」など愛犬の病気や健康状態別にフードが用意されています。

一般のフードとの違いは、食事療法の方針に合わせて成分の配合を変えてあること。

「腎臓サポート」なら、腎臓に負担をかけないように、タンパク質、リン、ナトリウム(塩分)の量が調整してありますし、「体重管理サポート」なら、カロリーを抑えつつ満腹感を得られるように食物繊維を含む成分を多く配合してあるなど、工夫されているんですね。

動物病院内で販売している療法食フードを奨められることも多いですが、一部の療法食は楽天などのネット通販でも購入できます。

ドッグフードおすすめ/人気(総合売れ筋)ランキング

ドッグフードの人気(総合売れ筋)ランキング

1位:カナガン

動物性タンパク質である肉の含有量が多いドッグフード。また、全種類に高繊維で抗酸化物質が豊富なサツマイモを配合。ゆっくり消化・吸収されるため腹持ちが良いのが特徴。ヒューマングレードの材料使用でグレインフリー、人工添加物なしと安全性は文句なし。値段はやや高めで、療法食対応のバリエーションはなし。

評価 【安全性】★★★★★
【コスパ】★★★☆☆
【療法食】☆☆☆☆☆
価格 【通常】4,356円
【定期】3,920円
内容量 2kg
原材料 チキン生肉26%、乾燥チキン25%、サツマイモ、エンドウ豆、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、アルファルファ、チキンオイル3.1%、乾燥卵3.1%、チキングレイビー1.6%、サーモンオイル1.2%、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、オオバコ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、クランベリー、アニス、コロハ
添加物 グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、フラクトオリゴ糖、コンドロイチン硫酸、ミネラル類(鉄、亜鉛、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、E)
備考 ヒューマングレード/グレインフリー/人工添加物なし

2位:モグワン

 

人工添加物不使用のオーガニックドッグフード。原材料は、動物性タンパク50%以上です。グレインフリー(穀物不使用)で小粒タイプなため、消化力の弱い小型犬やシニア犬にも安心。値段はやや高めで、療法食対応はなし。

評価 【安全性】★★★★☆
【コスパ】★★★☆☆
【療法食】☆☆☆☆☆
価格 【通常】4,356円
【定期】3,920円
内容量 1.8kg
原材料 チキン&サーモン56%(チキン生肉21%、生サーモン12%、乾燥チキン12%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ショウガ、アスパラガス、パパイヤ、
添加物 グルコサミン、メチルスルフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、ヨウ素)、ビタミン類(A、D3、E)、乳酸菌 ※添加物はすべて自然由来
備考 グレインフリー/人工添加物不使用

3位:このこのごはん

最高品質の高級フード。タンパク質、脂質が控えめな設計で100gあたり342kcalの低カロリー&ヘルシーな設計が特徴。人も食べられるヒューマングレードで、他のフードを食べない子にも試す価値あり。運動量の少ないインドア犬やシニア犬、ダイエットが必要な肥満気味のワンちゃんにおすすめ。安全性ではダントツですが、キロ当たりの価格は他のフードの2倍近く高いです。療法食対応はなし。

評価 【安全性】★★★★★
【コスパ】★☆☆☆☆
【療法食】☆☆☆☆☆
価格 【通常】3,850円
【定期】3,278円
内容量 1kg
原材料 鶏肉(ささみ、レバー)、大麦、玄米、ビール酵母、鰹節、米油、乾燥卵黄、鹿肉、まぐろ、青パパイヤ末、モリンガ、さつまいも、わかめ、乳酸菌、昆布
添加物 ミネラル類(牛骨カルシウム、卵殻カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ビタミンB12、ビタミンD、ビタミンE)  ※添加物はすべて自然由来
備考 オイルコーティングなし/小麦グルテンフリー/ヒューマングレード/人工添加物不使用

4位:ニュートロ

 

キロあたりの単価が安い。厳選自然素材を使ったナチュラルフードの有名ブランド。酸化防止剤は自然由来のものを使用しています。栄養バランスと食いつきの良い「ナチュラルチョイス」、カロリー控えめの「シュプレモ」、肉の量が多くグレインフリー(穀物不使用)の「ワイルドレシピ」の3ブランドがあります。確実に安全性とは言えない「タンパク加水分解物」が使われています。一部の療法食に対応。

評価 【安全性】★★★☆☆
【コスパ】★★★★★
【療法食】★★★☆☆
価格 【通常】2,500円
【定期】2,500円(2%ポイント還元)
内容量 2kg(4kg、7.5kg、13.5kgあり)
原材料 チキン(肉)、チキンミール、玄米、粗挽き米、米糠、ラムミール、タンパク加水分解物、サーモンミール、鶏脂*、ひまわり油*、オーツ麦、亜麻仁、ビートパルプ、ココナッツ、チアシード、乾燥卵、トマト、ケール、パンプキン、ホウレン草、ブルーベリー、リンゴ、ニンジン
添加物 ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)*ミックストコフェロールで保存
備考 療法食に対応。犬種、年齢、体格別のバリエーションあり
ニュートロ シュプレモ 全犬種用(成犬用)の例

5位:ロイヤルカナン

動物病院で販売実績ある療法食あり。愛犬の健康サポート用に開発された有名ドッグフード。犬種やサイズ、年齢、悩み別(原料、皮膚の健康、尿石ケア、歯垢・歯石ケア、好き嫌い対策、避妊・去勢後用など)に700種類以上のドッグフードが用意されています。愛犬に合うドッグフードを選びやすいのが特徴。コスパはそこそこ、添加物に安全とは言えない「加水分解タンパク」「ソルビン酸カリウム」が使われています。

評価 【安全性】★★★☆☆
【コスパ】★★★★☆
【療法食】★★★★★
価格 【通常】3,245円
【定期】3,245円(公式では定期購入でポイント2%優遇)
内容量 2kg(800g、4kg、8kgあり)
原材料 米、肉類(鶏、七面鳥)、とうもろこし、動物性脂肪、植物性分離タンパク、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、ビートパルプ、大豆油、植物性繊維、酵母および酵母エキス、魚油(EPA/DHA源)
添加物 フラクトオリゴ糖、アミノ酸類(L-チロシン、L-リジン、DL-メチオニン、L-アルギニン、タウリン、L-カルニチン)、ゼオライト、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、Ca、Na、Mg、K、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、パントテン酸カルシウム、B6、ナイアシン、葉酸、B1、B2、ビオチン、B12)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)超高消化性タンパク(消化率90%以上)
備考 療法食は、動物病院での販売実績多数。
ミニ インドア アダルト (室内で生活する小型犬専用フード 成犬用)の例

日本を含むアジア地域へのフード安定供給のため、韓国に工場が設立されています。

関連)ロイヤルカナン 韓国

臭い関連について、こちらにまとめました。

関連)ロイヤルカナン 臭い

子犬や歯の弱ったシニア犬のために、ロイヤルカナンをふやかして柔らかくする方法について、以下にまとめました。

関連)ロイヤルカナンのふやかし方

ライフステージ別や犬種別などさまざまな種類があるロイヤルカナンのドッグフード。フードの種類によって成分はどう違うのか比較してみました。

関連)ロイヤルカナンの成分

ロイヤルカナンの賞味期限を、通販サイト別、フード種類別に整理してまとめています。

関連)ロイヤルカナンの賞味期限

6位:アカナ

カナダ産の人気ドッグフード。原材料がヒューマングレードで、人工添加物不使用。

7位:サイエンスダイエット

アメリカ産のドッグフード。価格の安さと、食いつきの良さで飼い主さんに支持されている。

8位:ナチュロル

グレイン・グルテンフリー、生肉配合率55%の自然派フード。小型犬用。

9位:セレクトバランス

皮膚と体の健康を維持する、低脂肪なヘルシーフード。

10位:アーテミス

アガリクス配合のシニア犬向けフードが人気。

 

ドッグフードのおすすめ/療法食

ドッグフード(療法食)

獣医師の指導により、愛犬の食事療法が必要な場合は、 特定の疾病、健康状態にある犬の食事療法に利用する「療法食」を選びましょう。

もともと米国で実用化され、日本国内でも30年以上家庭動物診療の分野で広く利用されています。
ドッグフードの中にも、「療法食」と銘打ったものがあります。ダイエットサポート、腎臓サポート、消化器サポートなど目的に合わせて原料や配合、フードの粒の大きさなどを変更してあるんですね。

「消化器サポート」フードをうまく消化できない愛犬のために調整された療法食。脂肪や食物繊維の量を調整して消化性の高い原材料を使用しています。

「減量、満腹感サポート」肥満気味で減量が必要な愛犬のための療法食。低脂肪、高食物繊維で構成されていて腹持ちが良いのが特徴。筋肉量を維持するためにタンパク質量は高めに配合してあります。

「腎臓サポート」シニア犬など老廃物を排出する機能が弱っている愛犬のための療法食。タンパク質、リン、ナトリウム(塩分)量が調整されています。

「心臓サポート」心臓の機能が衰えて少し運動すると息切れしてしまう愛犬のための療法食。ナトリウム(塩分)控えめで、心臓の健康維持をサポートするタウリンやアルギニンなどが配合されています。

「退院サポート」手術や病気からの回復時に「あまり食べられないけど、栄養が必要」な愛犬向けのフード。少ない食事量でも必要なエネルギーを摂取できるよう、カロリー密度が調整されています。食欲が低下している愛犬にも食べてもらえるよう「美味しい」高嗜好性に作られています。

ドッグフード(アレルギー対応)

 

うちの子が、同じ場所をずっとかいてて、毛がハゲちゃった…

 

我が家の愛犬は目やにのたまり方がすごくて、涙やけになってる

しかし、その症状の原因はアレルギーが原因の可能性があります。

人間と同じように犬もアレルギーにかかります
人間の場合と同様に、ペットのアレルギー発生率も増加しているようです。人間のアレルギーの症状が、くしゃみや喘息、さらに重い症状として呼吸困難などが起こるのに対して、ペットのアレルギーは主に皮膚炎として現れるのが特徴的です。

犬のアレルギー | 松波動物病院メディカルセンター

外耳炎の原因がアレルギーだったってこともあります。

皮膚炎以外に、涙やけや下痢、食糞の原因もアレルギーというケースもあります。体臭や口臭の原因はアレルギーやドッグフードが合ってない可能性もあります。

アレルギー対応の療法食の場合、食物アレルゲン(アレルギーのもととなる物質)を原材料から排除、製造工程での混入も起こらないよう配慮し、食物アレルギーの原因とならない原料を使用します。

「鶏肉や牛肉のアレルギー」犬が比較的アレルギーを起こしやすい原材料です。ラム肉や豚肉、魚肉はなりづらいとされています。肉以外だと、小麦でアレルギーを起こす犬もいます。

牛肉アレルギーだと、多くのドッグフードやおやつが食べられないんですよね。

同じ食材を食べ続けることでアレルゲン物質が蓄積されて、アレルギーを発症する可能性もあります。今、アレルギーを発症していない状態なら、食材の種類を分散させるよう、原材料の違うドッグフードを複数与えるのが良いでしょう。

「アレルギー対応」と書かれたドッグフード以外にも、無添加や、オーガニックドッグフード、穀物不使用(グレインフリー)のドッグフードもあります。

ドッグフードのおすすめ/給餌

愛犬の健康を保つには、給餌量(ドッグフードを与える量)を守ることが重要です。

「ドッグフードの量」は、毎日の習慣として、1日1回または2回の食事が一般的です。ウェットフードの場合は、匂いと味がしっかり感じられるよう室温程度に温めてあげましょう。短時間電子レンジで温めるのも良いでしょう。

ドッグフードのパッケージには体重に合わせた適切な給餌量が記載されているので、目安にすると良いでしょう。配合原料などによりドッグフードごとに量が異なります。子犬と成犬とでは体重に対する推奨給餌量が違うので、子犬には子犬用のドッグフードを与え、必ずパッケージの給餌量を確認しましょう。

「ドッグフードをふやかして食べさせる」ことで愛犬が食べやすくなるケースがあります。子犬の場合や、歯が弱ってきた老齢犬、消化機能が低下した愛犬の場合は、ドライフードをあまり食べられないケースもあります。その場合は、ドライフードを水分でふやかして与えるのも有効。

ドライフードのふやかし方は、40度程度のぬるま湯で食べる分だけふやかしましょう。熱湯や冷水は使ってはいけません。ふやかすのに使ったぬるま湯も一緒にあげましょう。

ドッグフードの保存

ドッグフードを愛犬に美味しく食べてもらうため、適切に保存しましょう。

ドッグフードには脂肪分が必ず含まれているため、空気に触れた状態で放置するとすぐに酸化してしまいます。酸化した脂肪分は過酸化脂質に変化し、これを日常的に食べている愛犬は、細胞の老化現象や動脈硬化、アレルギーなどの不調が出やすくなるなど悪影響があると言われています。

人間も「酸化した油は体によくない」と言われていますよね。

ドライフードの場合、袋を開けてから1ヶ月程度は持ちます。しまっておくときは袋の口をクリップで止め、冷暗所に保存しましょう。なお、袋を開けるたびに空気に触れるので、小さな袋に小分けしておくという方法も有効。

半生タイプやウェットタイプのドッグフードは、使いきれなかった分は別の容器(タッパーなど)に移し替えて、冷蔵庫で保管するようにしましょう。

ドッグフードのおすすめ/安全

ドッグフード(安全)

ドッグフードが安全かどうか、原料や添加物をチェックしましょう。

国内で販売されているドッグフードには、ペットフード安全法が適用されているため、認可されたドッグフードのみが流通しています。海外からの輸入品に対しても、規制が適用されています。

ペットの健康に悪影響を及ぼすペットフードの製造、輸入又は販売は禁止されます。

環境省_愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法) [動物の愛護と適切な管理]

そのため、「海外産だから危ない」ということはなく、アメリカ産などであっても農林水産省の基準をクリアしているんですね。

しかし、人間向けの法律のように特定の原料や添加物を法律で禁止されているわけではありません。違反者には刑罰があるといっても、あくまで「有害なもの、汚染されたものは使わないように」というざっくりした法律なんですね。

「ペットフード安全法に沿って製造されています!」と書かれていていたとしても、長期目線で愛犬の健康を維持するなら、飼い主自身が原料をチェックするのは重要です。

「ドッグフードの吐き戻し」勢い良く食べすぎて、胃に許容量を超えるフードが溜まってしまった場合に起こります。何度も繰り返し吐く場合は、ドッグフードの特定の原材料に反応しているケースがあります。

「便秘になった」トイレでなかなか便が出ない、いつもよりお腹がポッコリしているときは便秘の可能性があります。運動不足や水を飲む量(飲水量)が少ないケースもありますが、ドッグフードに含まれる食物繊維が多すぎる場合にも便秘になります。

「下痢になった」ドッグフードを変えると愛犬が下痢を起こすケースがあります。フードが傷んでいた、アレルギーのある成分が入っていた、などのほかに「お腹が慣れていないから」というケースも。長く同じフードを食べていると腸内環境が最適化されていき、急に変えると消化器の負担から下痢を起こすんですね。

「抜け毛」抜け毛やフケが多い場合は、ドッグフードから必要なタンパク質量が摂れていない可能性があります。タンパク質が足りないと、毛の艶がなくなってくるんですね。美しい被毛にするためにも十分なタンパク質が必要です。

「体臭がきつくなる」体臭がきつくなる理由の一つは、フードに含まれる脂質の品質が悪いことが考えられます。激安フードの場合、廃棄するような質の悪い肉や絞りカスのような脂が使用されているケースがあり、毛穴や皮脂腺が詰まることがあります。その結果、皮脂が酸化して体臭がきつくなるんですね。

「便臭がきつくなる」食べたものを完全に消化できてない可能性があります。犬にとって消化しにくいトウモロコシや小麦などが含まれているケースです。また、体に不要な添加物が多く含まれていると、尿に含まれる不純物が多くなるため臭いがきつくなります。

ドッグフード(安全)

具体的にどのようにして市販のドッグフードは、安全性を高めているのかを紹介します。

「加水タンパク質不使用」あえて記載しているドッグフードはないのですが、加水タンパク質は一部で安全性が疑われています。うまみを調整する役割で配合されていて、「安くて濃い味」が作り出せるんですね。人間の食べ物にも「納豆のタレ」「弁当についてくる醤油」などに使われています。

「自然素材使用」のドッグフード。オーガニックな素材を使用することで健康に配慮したドッグフードです。デメリットとしては値段が高くなってしまったり、賞味期限が短くなってしまったり、味が素朴すぎて愛犬の食いつきがイマイチということがあります。

「人工添加物不使用」保存料や酸化防止剤などの人工添加物を使用していないドッグフードです。原材料だけでは補えない、ミネラルやビタミンは「自然由来の添加物」として添加されていることが多いです。

「グレインフリー」(穀物配合なし)のドッグフード。犬は穀物を消化できないから、配合しないほうが良いという説から生まれました。しかし、市販のドッグフードに配合されている穀物は加熱によりアルファ化されて問題なく消化されるようになっています。デメリットは、肉などのタンパク質摂取率が高くなってしまい、便が臭くなって腸や肝臓への影響が懸念される点です。

「小麦グルテンフリー」穀物の中でもアレルギーの原因物質(アレルゲン)になりやすい小麦不使用のドッグフード。穀物配合は必ずしもデメリットにならないため、アレルギーの原因になりやすい小麦グルテンのみを除去したフードです。

「牛肉不使用」肉の中でも、犬のアレルギーになりやすいのが牛肉。「牛肉不使用」と記載されているわけではないのですが、原材料の肉が鶏肉や、サーモン、ラム肉や鹿肉で構成されているフードを指します。

「ヒューマングレード」の原料使用のドッグフード。人間が食べられる原料で作られたドッグフードです。ダイエット目的で食べる人も居ます。ヒトが食べられるので、安心なのは間違いないのですが、デメリットは値段が高くなってしまう点です。

「4Dミートや遺伝子組み換え品を不使用」動物用の飼料に使われる「質が悪い」と言われている原料を不使用にしているタイプ。安価で質の悪い原料を使わなければ、そのぶん値段は上がるのですが、愛犬の健康維持を考えるなら、この点は外せません。

「オイルコーティングなし」食いつきを良くするためにフードの表面に油脂を吹き付けることをオイルコーティングといいます。オイルコーティングをしないと原材料の工夫などで食いつきを良くする必要があり、値段が高くなりますが、酸化防止剤が不要になります。

ドッグフードのおすすめ/安くて良い

ドッグフードのおすすめ(安くて良い)

長期目線で見ると、ドッグフードは「安くて良い」ものを探すのが重要になってきます。

安全性を高めたドッグフードは、こだわっていくと値段が高くなり、愛犬の食費がかさんできます。あまりにも食費が高くなってしまうと、そもそも続けられなくなってしまうのですね。

ここでは、質の高いドッグフードを安く手に入れる方法を紹介ます。

安くて良いドッグフード

安くて良いドッグフードは「売れ筋」商品から探しましょう。

ドッグフードは、価格帯を上げていけば安全性の高いものが手に入ります。安全性も高いが値段も高くなるんですね。

価格と品質のバランスが良い売れ筋商品を、安く買うには以下のような方法があります。

「定期購入」一定期間ごとにドッグフードを自動購入する仕組みで、定期購入のみの割引が適用されたり特別ポイントが付与されるケースがあります。お気に入りのフードが定期購入で割引されるかどうか確認しましょう。

「送料無料のショップ」楽天などのショップでドッグフードを購入する場合、送料無料のショップがあります。ただし、本体価格に送料を組み込んで、見かけ上だけ送料無料としているケースがあるので注意。本体価格+送料の総費用が安いショップを探しましょう。

「大容量買い」1kg、3kg、5kgなど商品によっては容量のバリエーションが用意されていることがあります。大容量の商品の方がキロあたりの単価が安くなるのですが、開封後は傷んでくる前に使い切る必要があります。

「訳アリ品」何らかの理由で安く販売しているドッグフード。消費期限が2ヶ月以内と短かったり、フードの容器にヘコミがあったり、外装に汚れがあるなどの品です。有名フードは訳アリ品も楽天などによく出ているので狙い目かも。

「ポイント還元」公式サイトや楽天、ドラッグストアやビックカメラなどの大手家電店では、購入でポイントがたまるショップがあります。ポイントはせいぜい1%還元程度のところが多いのですが、ポイント率がアップするイベントなどで10%還元以上を狙えるケースもあります。

「サンプル品」通販などで住所を登録すると、たまに新製品のサンプル品が送られてくることがあります。量としては一食に満たないほど少ないのですが、色々なドッグフードを試しているとけっこう頻繁にダイレクトメールと一緒にサンプル品が送られてくるんですね。

「割引クーポン」通販サイトなどでは、セールイベントのときに割引クーポンが配布されることがあります。(数百円~500円程度のクーポン)また、定期購入を中断していると「割引クーポン送るから、また買ってください」というダイレクトメールが届くこともあります。割引額は微々たるものですが、チリツモ精神で。

ただし、フリマやオークションの安売り品は要注意です。小分け袋の入った商品をバラ売りしているようなケースがあり、保管状態も知りようがないんですよね。