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ロイヤルカナン早期腎臓サポートと腎臓サポートの違いと特徴

ロイヤルカナン早期腎臓サポートと腎臓サポートの違い

 

ロイヤルカナン 腎臓サポートシリーズの概要
🐱

早期腎臓サポート

初期の慢性腎臓病の猫向け

🏥

腎臓サポート

中期~後期の慢性腎臓病の猫向け

🍽️

主な違い

リン・タンパク質の含有量、カロリー

ロイヤルカナンの猫用療法食「早期腎臓サポート」と「腎臓サポート」は、どちらも慢性腎臓病(CKD)の猫のために開発された食事療法食です。しかし、その対象となる病期や栄養成分には違いがあります。この記事では、両者の特徴や違いを詳しく解説していきます。

ロイヤルカナン早期腎臓サポートの特徴と成分

ロイヤルカナン早期腎臓サポートは、初期の慢性腎臓病(ステージ1~2早期)の猫に向けて開発された食事療法食です。主な特徴は以下の通りです:
・リンの含有量を適度に制限(0.53g/400kcal)
・高消化性タンパク質を使用(29.4g/400kcal)
・EPA+DHAを強化(506mg/400kcal)
・カロリー:381kcal/100g
早期腎臓サポートの原材料には、コーン、超高消化性小麦タンパク、コーンフラワー、小麦、コーングルテン、動物性油脂、肉類(鶏、七面鳥)などが使用されています。
腎臓病の初期段階では、まだ食欲が落ちていないケースが多いため、早期腎臓サポートは通常のフードに近い味わいと栄養バランスを保ちつつ、腎臓への負担を軽減するよう設計されています。
ロイヤルカナン公式サイト:早期腎臓サポートの詳細情報

ロイヤルカナン腎臓サポートの適応症と効果

一方、ロイヤルカナン腎臓サポートは、中期~後期の慢性腎臓病(ステージ2後期~4)の猫に適しています。主な特徴は以下の通りです:
・リンの含有量をさらに制限(0.31g/400kcal)
・タンパク質含有量を低減(23.5g/400kcal)
・EPA+DHAを強化(早期腎臓サポートと同等)
・カロリー:392kcal/100g
腎臓サポートは、病気の進行に伴い腎臓の負担をより軽減する必要がある猫のために、リンとタンパク質の含有量を早期腎臓サポートよりもさらに制限しています。
また、腎臓病が進行すると食欲が低下することが多いため、腎臓サポートはカロリー密度を高めに設定し、少量でも必要な栄養を摂取できるよう工夫されています。

ロイヤルカナン早期腎臓サポートと腎臓サポートの給与量比較

給与量は猫の体重や状態によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです:

体重 早期腎臓サポート 腎臓サポート
3kg 40-50g/日 35-45g/日
4kg 50-60g/日 45-55g/日
5kg 60-70g/日 55-65g/日

腎臓サポートの方が給与量が若干少なめになっていますが、これはカロリー密度が高いためです。個々の猫の状態に応じて、獣医師の指導のもと適切な給与量を決定することが重要です。

ロイヤルカナン早期腎臓サポートと腎臓サポートの価格と内容量

両製品の価格と内容量を比較すると、以下のようになります(2024年8月現在、一般的な販売価格):
早期腎臓サポート:
・500g:約1,600円
・2kg:約5,400円
腎臓サポート:
・500g:約1,700円
・2kg:約5,600円
腎臓サポートの方が若干高めの価格設定になっていますが、これは原材料や製造過程の違いによるものと考えられます。
ロイヤルカナン公式オンラインショップ:価格・内容量の最新情報

ロイヤルカナン早期腎臓サポートと腎臓サポートの選び方のポイント

適切な製品を選ぶためのポイントは以下の通りです:

  1. 慢性腎臓病のステージ
    ・ステージ1~2早期:早期腎臓サポート
    ・ステージ2後期~4:腎臓サポート
  2. 猫の食欲
    ・食欲が維持されている:早期腎臓サポート
    ・食欲が低下している:腎臓サポート
  3. 血液検査の結果
    ・BUN、クレアチニン、リンの値を考慮
  4. 体重維持の必要性
    ・体重維持が必要:カロリー密度の高い腎臓サポート
  5. 嗜好性
    ・猫の好みに合わせて選択(両方試してみるのも一案)
  6. 獣医師の推奨
    ・個々の猫の状態に応じた専門家の判断を仰ぐ

なお、ロイヤルカナンには「腎臓サポート スペシャル」と「腎臓サポート セレクション」という製品もあります。これらは、より進行した腎臓病や特殊なケースに対応するための製品です。
腎臓サポート スペシャルは、食欲不振の強い猫や、腎臓以外の合併症がある猫に適しています。一方、腎臓サポート セレクションは、高カロリーで栄養密度が高く、体重維持が困難な猫に適しています。
ロイヤルカナン公式サイト:猫用療法食の全ラインナップ
慢性腎臓病は進行性の疾患であるため、定期的な検査と獣医師との相談が欠かせません。病状の変化に応じて、適切な食事療法食を選択することが重要です。また、水分摂取量の増加や、ストレス軽減なども併せて行うことで、より効果的な管理が可能になります。
最後に、療法食は総合栄養食ではないため、健康な猫に長期間与え続けると栄養バランスの偏りが生じる可能性があります。必ず獣医師の指導のもとで使用し、定期的な見直しを行うようにしましょう。
慢性腎臓病の管理は長期にわたるため、猫の嗜好性や食欲の変化にも注意を払い、必要に応じて他の療法食や給与方法を検討することも大切です。愛猫の健康と快適な生活のために、適切な食事管理を心がけていきましょう。

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