ロイヤルカナンとニュートロを比較で犬のフード選び
ロイヤルカナンの特徴と成犬用フードの種類
ロイヤルカナンは1968年にフランスで創業された歴史あるペットフードブランドです。50年以上にわたり、犬の健康と栄養に関する研究を重ね、科学的なアプローチでドッグフードを開発しています。
ロイヤルカナンの最大の特徴は、犬種や年齢、健康状態に合わせた豊富な製品ラインナップです。特に以下のような分類で製品を展開しています:
- 犬種別(ダックスフンド、チワワ、プードルなど特定犬種向け)
- サイズ別(XS、S、M、Lなど体格に合わせたフード)
- 年齢別(パピー、アダルト、シニアなど)
- 健康ケア別(消化器サポート、皮膚ケア、体重管理など)
成犬用フードの代表的なラインには「ヘルスニュートリション」シリーズがあり、小型犬向けの「ミニ アダルト」、中型犬向けの「ミディアム アダルト」、大型犬向けの「マキシ アダルト」などがあります。
ロイヤルカナンの製品は、嗜好性を高めるために独自の天然アロマ成分をキブル(粒)にスプレーコーティングしています。犬は嗅覚を使って食事を選ぶため、犬が好む匂いを強めることで食欲を刺激し、おいしく食べられるよう工夫されています。
ニュートロの特徴とラム&ライスの人気の秘密
ニュートロはアメリカ生まれのドッグフードブランドで、「自然の力で健康を維持する」というコンセプトのもと、天然素材を使用した高品質なフードを提供しています。
ニュートロの特徴は以下の点にあります:
- 天然素材へのこだわり:人工着色料、人工香料、人工保存料を使用せず、自然由来の原材料を使用
- アレルギーに配慮:特定の穀物(小麦、とうもろこし、大豆)を使用しないレシピも多数
- 消化しやすい設計:良質なタンパク質と繊維質のバランスに配慮
特に「ラム&ライス」シリーズは、ニュートロの中でも人気の高い製品です。その人気の理由としては:
- ラムは比較的アレルギーの少ない動物性タンパク源
- 消化に優しい原材料構成
- 皮膚や被毛の健康維持に役立つ成分配合
実際に、多くの飼い主からは「ニュートロに変えてから耳の汚れが減った」「被毛がツヤツヤになった」という声が寄せられています。特に敏感な皮膚を持つ犬や、食物アレルギーがある犬に適していると言われています。
ロイヤルカナンとニュートロの原材料と栄養価の違い
ロイヤルカナンとニュートロは、原材料の選定と栄養設計において異なるアプローチを取っています。
【原材料の違い】
ロイヤルカナンの原材料:
- 主原料:動物性タンパク質(チキン、魚など)と穀物(米、小麦、トウモロコシなど)
- 機能性成分:グルコサミン、コンドロイチン、ポリリン酸ナトリウムなど健康維持に役立つ成分
- 一部製品には人工添加物を含む場合がある
ニュートロの原材料:
- 主原料:天然の動物性タンパク質(ラム、チキンなど)と米などの穀物
- 天然由来の保存料(ミックストコフェロール)
- 人工着色料、人工香料、人工保存料不使用
【栄養価の比較】
項目 | ロイヤルカナン | ニュートロ |
---|---|---|
タンパク質 | 25〜30%程度(製品による) | 20〜26%程度(製品による) |
脂質 | 12〜18%程度(製品による) | 10〜15%程度(製品による) |
繊維質 | 1.3〜4.1%程度 | 3.5〜4.5%程度 |
カロリー | やや高め(活動量の多い犬向け) | やや控えめ(室内犬や活動量の少ない犬向け) |
ロイヤルカナンは科学的な栄養バランスを重視し、犬の健康状態や犬種に合わせた最適な栄養素の配合を追求しています。一方、ニュートロは天然素材の良さを活かし、シンプルながらも必要な栄養素をバランスよく含んだフード作りを心がけています。
どちらが優れているというわけではなく、愛犬の体質や健康状態、飼い主の価値観によって選ぶべきフードは異なります。
ロイヤルカナンとニュートロの価格比較と経済性
ドッグフードを選ぶ際、品質だけでなく価格も重要な判断基準となります。ロイヤルカナンとニュートロの価格を比較してみましょう。
【価格帯の比較】
ブランド | 1kgあたりの価格 | 主な販売場所 |
---|---|---|
ロイヤルカナン | 約2,000〜3,500円 | 動物病院、ペットショップ、オンライン |
ニュートロ | 約1,500〜2,000円 | ペットショップ、オンライン |
一般的に、ロイヤルカナンはニュートロと比較してやや高価な傾向にあります。特にロイヤルカナンの療法食シリーズは、動物病院で販売されることが多く、価格が高めに設定されています。
【経済性を考慮した選び方】
- 給餌量の違い:
- ロイヤルカナンは栄養密度が高いため、1日の給餌量が少なくて済む場合があります
- ニュートロは天然素材を使用しているため、消化吸収率が高く、結果的に排泄物が少なくなる傾向があります
- 容量別の選択:
- ロイヤルカナン:800g、2kg、4kg、8kg、15kgなど多様なサイズ展開
- ニュートロ:1kg、2kg、3kg、6kg、13kgなどのサイズ展開
- 長期的なコスト:
- 健康維持による獣医療費の削減も考慮する必要があります
- 特定の健康問題がある場合は、それに特化したフードを選ぶことで長期的な医療費を抑えられる可能性があります
多頭飼いの場合や、大型犬を飼育している場合は、大容量パックを購入することでコストパフォーマンスを高めることができます。また、定期購入サービスを利用すると割引が適用されるブランドもあります。
ロイヤルカナンとニュートロの愛犬別おすすめポイント
愛犬の特性や健康状態によって、ロイヤルカナンとニュートロのどちらが適しているかは異なります。ここでは、どのような犬にどちらのブランドがおすすめかをご紹介します。
【ロイヤルカナンがおすすめの犬】
✅ 特定の健康問題を抱えている犬
- 皮膚トラブルがある犬 → 「スキンケア」シリーズ
- 消化器系の問題がある犬 → 「消化器サポート」シリーズ
- 関節に問題がある犬 → 「関節サポート」シリーズ
✅ 特定の犬種
- 犬種特有の健康リスクに対応した専用フードが豊富
- 例:ダックスフンド(背骨の問題に配慮)、チワワ(歯の健康に配慮)など
✅ ライフステージが明確な犬
- 成長期の子犬、妊娠・授乳中の母犬、シニア犬など、ライフステージに合わせた栄養設計
✅ 食いつきを重視したい場合
- 独自の嗜好性向上技術により、食欲不振の犬でも食べやすい
【ニュートロがおすすめの犬】
✅ アレルギー体質の犬
- 人工添加物に敏感な犬
- 特定の穀物(小麦、とうもろこし、大豆)にアレルギーがある犬
✅ 皮膚や被毛の状態を改善したい犬
- 天然のオメガ脂肪酸が豊富で、健康的な皮膚と被毛の維持に役立つ
✅ 自然派志向の飼い主の犬
- 天然素材にこだわりたい飼い主に
✅ 食べムラのある犬
- 天然素材の香りで食欲を刺激
実際の選択にあたっては、愛犬の体質や好みを考慮することが大切です。また、フードの切り替えは徐々に行い、愛犬の様子を観察しながら進めることをおすすめします。
ロイヤルカナンとニュートロの切り替え方と食いつき改善のコツ
ドッグフードを切り替える際には、愛犬の消化器系に負担をかけないよう、段階的に行うことが重要です。また、食いつきが悪い場合の対処法も知っておくと安心です。
【ドッグフードの切り替え方】
理想的な切り替えスケジュールは以下の通りです:
日数 | 現在のフード | 新しいフード |
---|---|---|
1〜2日目 | 75% | 25% |
3〜4日目 | 50% | |
5〜6日目 | 25% | 75% |
7日目以降 | 0% | 100% |
切り替え期間中は、愛犬の便の状態や食欲、皮膚の状態などをよく観察しましょう。異常が見られる場合は、切り替えのペースを遅くするか、獣医師に相談することをおすすめします。
【食いつきを改善するコツ】
ロイヤルカナンの場合:
- ぬるま湯でふやかす(特に小型犬や高齢犬におすすめ)
- ロイヤルカナンのウェットフードを少量混ぜる
- 食事の時間を規則正しく設定し、15〜20分で食べなければ片付ける習慣をつける
ニュートロの場合:
- 少量のお湯を加えて香りを引き立てる
- 同じブランドのウェットフードを少量トッピングする
- 最初は少量から始め、徐々に増やしていく
【注意点】
- どちらのブランドに切り替える場合も、急な変更は消化不良や下痢の原因になります
- 特にアレルギー体質の犬の場合は、より慎重に切り替えを行いましょう
- 切り替え中に体調不良が見られた場合は、すぐに元のフードに戻し、獣医師に相談してください
実際の体験談として、ニュートロからロイヤルカナンに切り替えたことで下痢が止まったケースや、逆にロイヤルカナンからニュートロに変えたことで耳の汚れが減ったという報告もあります。愛犬の体質に合ったフードを見つけるためには、時間をかけて慎重に試していくことが大切です。
フードの切り替えは、愛犬の健康状態が安定している時期に行うのがベストです。体調不良時や、ワクチン接種直後などのストレスがかかっている時期は避けましょう。
両ブランドとも高品質なドッグフードですが、愛犬一頭一頭に合ったフードは異なります。愛犬の様子をよく観察しながら、最適なフードを見つけてあげてください。