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キングキャバリアチャールズスパニエル飼い方特徴性格毛色

キングキャバリアチャールズスパニエル飼い方特徴

キングキャバリアチャールズスパニエルの魅力
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貴族の血筋

イギリス王室で愛された歴史を持つ気品ある小型犬

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理想の家庭犬

優しく穏やかな性格で初心者でも飼いやすい

🎨

美しい毛色

ブレンハイム、トライカラー、ブラック&タン、ルビーの4種類

キングキャバリアチャールズスパニエルの基本的な特徴と体格

キングキャバリアチャールズスパニエルは、スパニエル種の中でも小型に分類され、体重は男の子が6.7kg、女の子が6.0kg程度の理想的なサイズです。体長は体高よりも長めになる特徴的な体型で、目は丸くて大きく、瞳の色は暗く深い色をしています。ふっくら見える上唇は厚く下唇をわずかにおおい、頭頂は平坦な形状が特徴です。

この犬種の最も印象的な特徴の一つが、絹のように美しい毛並みです。長い垂れ耳と飾り毛が特徴的で、特に耳やしっぽ、足の部分に豊かな飾り毛があります。しかし、この美しい長毛は汚れやすいため、日々の手入れが欠かせません。

大きな瞳も魅力的ですが、他の犬種より目が突出しているため、ぶつけたりして目を傷つけないよう注意が必要です。眼の高さにある危険な物は片づけ、必要であれば目薬を使用することも大切です。

寿命については平均12.2歳とされており、小型犬としては標準的な寿命を持っています。イギリス王室で愛玩犬として生まれた歴史を持ち、特にチャールズ2世の自画像に一緒に描かれていたスパニエルの姿を種として固定させたものが現在のキングキャバリアチャールズスパニエルであると言われています。

キングキャバリアチャールズスパニエルの性格と社交性

キングキャバリアチャールズスパニエルは「理想的な家庭犬」と呼ばれるほど攻撃性がなく、明るく穏やかで愛嬌たっぷりな性格をしています。争いごとを好まない性格のため、吠えることも噛むこともほとんどありません。

やさしい性格で、子どもたちの元気いっぱいな行動に対しても寛容な精神をもって臨みます。また穏やかで物静かな性格も持ち合わせているため、家庭犬として理想的な犬種ともいわれています。社交的で明るく、子ども好きで、家族に対してとても深い愛情を抱いてくれる犬種です。

物覚えがよくしつけもしやすいため、犬を飼うのが初めての人にも向いています。しかし、しつけがしやすいからと言って甘やかしてしまうと、返って関係がうまくいかなくなる場合があります。適度な距離感を大切にしながらしっかりとしつけは行いましょう。

好奇心旺盛な面もありますが、とてもやさしく穏やかで、子どもや他の動物に対しても社交的な個体が多いです。多頭飼いにも向いており、他の犬とのケンカも少ないのが特徴です。

人好きで甘えん坊な性格から、飼い主さんと密接に過ごす時間が多くなりがちですが、子犬のころからひとりでも安心して過ごす時間を設けて、分離不安等の留守番時の問題行動につながらないようにしましょう。

キングキャバリアチャールズスパニエルの毛色バリエーション

キングキャバリアチャールズスパニエルの毛色は、全部で4種類あります。それぞれ独特の美しさを持ち、どの毛色も魅力的です。

ブレンハイムは最もポピュラーな毛色で、鮮やかな茶色のマーキングがパール・ホワイトの地色に分布しているのが特徴です。また、耳の間にひし形の斑(ロザンシュ)があると、非常に価値があると言われています。白と茶色のブレンハイムは、その美しいコントラストで多くの愛好家に愛されています。

ライカラーは、ブラック・ホワイト・褐色のタンという3色で成り立つ毛色です。ブラックとホワイトの境目は明瞭で、両目の上・耳の裏・足・しっぽの裏側に、タンのマーキングがあるのが特徴です。黒白茶色のトライカラーは、その華やかさから人気の高い毛色です。

ブラック&タンは、ブラックの部分がツヤがあり漆黒とも言えるほど美しいのが特徴です。トライカラー同様に、両目の上・耳の裏・足・しっぽの裏側に、タンのマーキングがあります。黒と茶色のブラックタンは、シックで上品な印象を与えます。

ルビーは、全体が鮮やかなレッド一色なのが特徴で、キャバリアとしては一番珍しい毛色です。茶色のルビーは希少価値が高く、その美しい単色の被毛は多くの人を魅了します。

これらの毛色はすべて長い部分は汚れやすいので、定期的な手入れが必要です。どの毛色を選んでも、キングキャバリアチャールズスパニエルの気品ある美しさを楽しむことができるでしょう。

キングキャバリアチャールズスパニエル健康管理と病気対策

キングキャバリアチャールズスパニエルは、特定の健康問題にかかりやすい犬種として知られています。最も注意すべきは心臓疾患で、特に弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症)が第1位の疾患として挙げられています。この病気では、すぐ息切れをする、咳をする、発作をおこすなどの症状がみられます。心臓エコー検査やレントゲン検査、血液検査により診断され、年間診療費の中央値は約108,660円となっています。

目の疾患も多く、結膜炎(結膜浮腫含む)が第2位、潰瘍性角膜炎(角膜びらん含む)が第3位となっています。大きな目は傷つきやすいため、眼の高さにある危険な物は片づけるとともに、必要であれば目薬を使うのも重要です。

キングキャバリアチャールズスパニエルにおける最も多い健康問題は、僧帽弁閉鎖不全症という心臓病と脊髄空洞症です。どちらも犬に機能障害や苦痛を引き起こし、生活の質に大きな影響を与えるものです。

健康管理のポイントとして、毎日のご家庭での健康チェックのほかに、健康診断に定期的に通ったり、かかりやすい病気について勉強したりできる人が理想です。また、動物病院に行く機会も多くなることが予測されますので、動物病院が好きになるようにトレーニングしておくこともオススメです。

食事管理も重要で、食欲旺盛でなんでもよく食べますが、食事やおやつを与えすぎると、元々強くない心臓に大きな負担がかかってしまうため注意が必要です。フードは体質や年齢に合ったものを用意し、必ず計量して、体に見合った分量を与えるようにしましょう。

キングキャバリアチャールズスパニエル日常ケアと被毛管理

キングキャバリアチャールズスパニエルの美しい被毛を維持するためには、適切な日常ケアが欠かせません。スタンダードにトリミングは不要と明記されており、自然のままの被毛と姿を大事にするのが基本です。しかし、当然ながらグルーミングは必要で、意外に抜け毛が出るため、ブラッシングを怠らないようにしましょう。

細くからまりやすい毛質をこまめにブラッシングできることが大切です。被毛はブラッシングをこまめに行い、特に毛足の長い耳は入念にお手入れしてあげましょう。シャンプーは月に1~2回程度を目安に行います。

特に注意が必要なのは耳のケアです。長い垂れ耳は蒸れやすく、外耳炎を起こしやすい傾向にあるので、イヤークリーナーで汚れを拭き取るなど、こまめにケアをしたいものです。キングキャバリアチャールズスパニエルは垂れ耳のために外耳炎にも注意が必要であるため、お手入れの際には耳の中をチェックして赤みがないか嫌なにおいがしないかも見ておきましょう。

全身をブラッシングさせること、トラブルの多い耳を触らせてくれることなどに少しずつ慣らしておくことも重要です。しつけがあまり必要ないくらいよい犬が多いキングキャバリアですが、基本的なしつけのほかに、このような日常ケアに慣れさせることが大切です。

歯のケアも重要で、病気を予防または進行を遅らせるためにも、特にキングキャバリアチャールズスパニエルでは歯のケアが大切になると言えるでしょう。定期的な歯磨きや歯科検診を心がけることで、健康維持に役立ちます。

キングキャバリアチャールズスパニエル運動量と散歩の工夫

キングキャバリアチャールズスパニエルは穏やかな性格ですが、運動することは大好きです。はしゃぎ回ることが大好きで、恐れ知らずな甘えん坊な面もあります。適切な運動量を確保することで、健康的な生活を送ることができます。

散歩については、毎日30分×2回ほど散歩をすることがベストです。1回の散歩の時間は30分前後が目安ですが、持病がある場合などは負担にならないよう、体調に合わせて時間を調整してください。朝夕20分程度の散歩では、途中で速足での小走りを導入しましょう。

飼い主がしっかりと必要な運動量を散歩や遊び等で提供することが必要です。運動不足やストレスを解消するために、1日に2回は散歩に連れて行ってあげるのがベストです。

キングキャバリアチャールズスパニエルは、走って追いかけっこをするよりも、いろいろなもののニオイをかぎながら屋外を散策・散歩することを好みます。このような特徴を理解して、嗅覚を刺激する散歩コースを工夫することで、より満足度の高い運動時間を提供できます。

運動欲求を満たす遊びを積極的に取り入れてあげることも重要です。特に、ボールを飼い主が投げて取ってこさせる遊びや、引っ張りっこ遊びなどは、獲物を追って仕留めるという狩猟本能も満たせるのでおすすめです。遊び好きな犬種のため、散歩をする以外にも、運動欲求を満たす遊びを積極的に取り入れてあげるようにしましょう。

適度な運動は心臓に負担をかけない範囲で行うことが重要で、元々強くない心臓のことを考慮して、過度な運動は避ける必要があります。体調を見ながら適切な運動量を調整することで、健康的で充実した生活を送ることができるでしょう。